ワリス・ディリーというひと。
http://www.sakura-zaka.com/movie/1105/110514_sabakunohana.html
アフリカ、ソマリア出身のワリス・ディリー。
ワリスという名前はソマリアで砂漠に咲く花の意味だそうです。
まさにそんな強くて美しい彼女の映画「DESERT FLOWER」を観てきました。
ソマリアの砂漠で遊牧民として育ったワリス。
13歳のころ、60歳の老人とラクダと引き換えに結婚を決められます。
何か自分にはやらなくてはいけないことがあるんだ!
と、1人広い砂漠を越えわずか13歳で単身ロンドンへ。
そしてトップモデルへと一躍有名になる物語。
皆さんはFGM(女性性器切除)という言葉を聞いたことがありますか?
かなりへヴィーな内容なのであまり多くはここでは書きませんが、
ある地域では、この儀式を受けていない女性は不浄なものとして結婚できないそうです。
何の選択肢もなく女の子として生まれた子は決められているのです。
アフリカをはじめ、多くの国で今もなお行われている現実。
私はこの映画を観るまで知りませんでした。
そして絶句しました。
こんなことが現実に起こってるんだ。
ワリスもそんな女性の1人。
そして有名になった彼女は勇気を持ってその現実を公表します。
現在でもいまだに多くの女の子が犠牲になっているそうです。
一緒に見に行ったアメリカ人の友達は、この事実を小さい時から母親から聞いて育ったそうです。
日本に育った私は映画を観るまで知りませんでした。
んー知らないことが多い。。。
ワリスは今も撲滅活動を続けているそうです。
自分に与えられた使命ってだれにもあるんですね。
私は映画を観終わった後、彼女の人生を綴った本を買いました。
トップモデルにまでなったワリスが
真の美とは?という質問に対して
真の美とは
親切、敬意、ユーモア、知性。
自分に忠実であること。
外見なんて関係ないの。と話していました。
本当に内からでるシンプルな彼女の美しさだと思いました。
とってもいい映画だったのでぜひ見に行ってください。
桜坂劇場で公開中。
関連記事